1回目の妊娠

稽留流産
 結婚して2年目、26才の時、予定外に妊娠が発覚しました。 高温期に風邪をひき体調を崩していると、職場の人に 「できたんじゃないの?」 と言われました。    もともと生理不順で基礎体温は高校生の時から 毎朝欠かさずつけていました。  その周期の基礎体温グラフはメチャメチャで、 排卵日がどこかも分からず、夫婦生活の日が妊娠可能日とも とうてい思えません。  しかし、微熱の期間が2週間以上続いておりました。 まさかと思いつつ、初めての妊娠検査薬を試すと なんと陽性反応出ました。  産婦人科を受診すると、 「こんな基礎体温でよく妊娠できましたね」 とあきれられ、 HCG値が低いとの事で 「流産の可能性が高くなりそうです」 と初診でいきなり「流産」という言葉を聞かされました。 そしてHCG注射に通う事になりました。  まさかの妊娠、そしていきなり「流産の可能性」などと言われ かなり戸惑いながらの妊娠生活が始まりました。  1週間後、超音波画像で胎嚢とリングのような輪(卵黄嚢)を 見ながら説明を受けました。 「チカチカと心臓の動きが見えなければならないのに 見えないので流産の可能性が高いです。」  その数日後、勤務中に下腹がシクシクし、その後 トイレに行った時に茶色いおりものが出ているのを見つけました。  夕方、受診すると、 「ほらね、やっぱり出血したでしょ。」 と言われました。ムカッ。 胎嚢は成長しておらず、心拍も見えず、 「稽留流産」と言われました。  稽留流産の場合、症状がないので中には現実を受け入れられず そのまま待っていて大出血して救急車で運ばれてきた人もいるから、 と早い処置をすすめられました。  翌日、手術をする事になりました。  一体自分に何が起こったのか・・・何が何だか…信じられませんよね、 帰って晩、旦那に話すと信じられない様子で 「もう少し待つとか、ほかの病院で診てもらったら・・・」 と言いましたが、私はもう手術をする決意でいる事を泣いて話し、 翌日、手術を受けました。
inserted by FC2 system